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風向
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風向は等圧線の分布、風速は等圧線の間隔からある程度判断することができます。風は高気圧から吹き出して低気圧に向かって吹き込みますが、このとき高気圧から低気圧に向かってまっすぐ吹くわけではありません。高気圧を右、低気圧を左に見るように等圧線を斜めに横切りながら吹いて行きます。具体的には等圧線に対して20度ぐらいの角度になります。
等圧線の間隔が狭いと風は強く吹き、広いと弱くなります。低気圧の中心付近のように、いかにも等圧線が混みあっているように見えるところでは、15メートルぐらいの風が吹くとみていいでしょう。ただ、これはあくまでも目安です。実際は天気図に現れない局地的な高気圧や低気圧も現れやすく、ポイントによるクセもありますから、天気図を眺めては実際の風と比べてみる、というように試行錯誤を繰り返すとよいでしょう。
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キャノピーの広げ方
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キャノピーの広げ方で、ライズアップのしやすさに差が出ます。 基本的な扇形のセッティングはキャノピーが均一に上がってきます。風が弱い時のもっとも基本的なセッティングです。 少し山形のセッティングは中央からキャノピーが上がりはじめて、比較的傾かないでライズアップができます。風が強いときに使うとよいでしょう。ただし、上級機になると翼端が折れたまま上がってくるのでお勧めできません。
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立つ位置に気をつける。
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立つ位置に気をつける
立つ位置に注意してください。風向き・自分・機体の中央が一直線になるか確認しましょう。 風向きに合わせて真ん中に立っていないと、キャノピーは決してまっすぐには上がりません。 内容を入力します。
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基本的なフロントライズアップ。
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フロントライザーを持った手が、肩と横一直になるようにかまえます。脇の下にテニスボールが挟まる感じで肘も広げます。その他のライザーは全て肘の上にある状態です。 走り出す前に一度、右後ろ、左後ろを向いて、自分の立っている中心位置の確認をします。 体を前傾させてライズアップを始めたら、自然に両手が20センチ位後ろに引っ張られて、背中の肩胛骨がくっついてしまうような姿勢になります。 この姿勢がもっとも基本的な形です。両手に感じるライザーの微妙なテンションが、後ろから上がってくるキャノピーの状態をイメージできるからです。 後ろから上がっていくキャノピーに合わせて、自然に手を上げてライズアップをします。 このときフロントライザーを肩より前に引いてしまうと失敗します。 風がないときは、体重を利用して勢いをつけることが必要です。ラインが張る位置に立ったら1歩さがって、そこから勢いをつけて走る事も良いでしょう。
ライズアップしながらキャノピーの傾きをイメージして、横移動を加えながらライズアップを続けます。頭の上にキャノピーが上がったら、フロントライザーを放し、ブレークコードでコントロールしながらキャノピーを目で点検します。基本的には3秒間掛けてしっかりライン確認です。 風がないときは、ラインテンションが抜けないように、走りながら上を見て機体を確認して下さい。
機速をつけて離陸します
キャノピーが立ち上がったら、前傾姿勢を保ったままさらに加速することが大事です。前傾姿勢は適度に(顔はしっかり前を向き、肘を90度に曲げてライザーが肘の内側にあるのが基本です)ブレークコードを持った手は、手のひらが下を向き、少し開くぐらいで、キャノピーの微妙なテンションを感じやすいように、4本指に引っかけている形が基本です。
機体が浮きそうになると、飛び乗ってしまったり、前傾姿勢を保てず最後の一歩を飛び上がっている場面をよく見かけます。これは離陸速度に達していないまま飛び出すことになり危険です。 飛び乗った瞬間しりもちをついたり、キャノピーがピッチングを起こして潰れたりもします。 ブレークコードをあまり引かずに腰を落としてしっかり走りきってください。 離陸速度を超える加速をする事は理論的にとても大事なことなのです。
ライズアップのコントロールは、ブレークコード操作と、横移動による修正です。 素早い横移動によって、キャノピーの安定が保たれます。(とても大事です)
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